
PATRICK KOVARIK via Getty Images
フランス司法当局は1月14日、お笑い芸人デュドネさんの投稿が、「テロ行為の礼賛になりかねない」として身柄を拘束した。軽罪裁判所で2月4日から公判が始まると、時事ドットコムが報じた。
朝日新聞デジタルによると、デュドネさんは襲撃事件後、自身のFacebookに「俺はシャルリー・クリバリのような気持ちだ」と書き込んだという。週刊紙「シャルリー・エブド」犠牲者への共感を示すスローガン「私はシャルリー」と、襲撃事件に関わったアメディ・クリバリ容疑者の名前を組み合わせた言葉遊びで、テロ実行犯に共感を示し、フランス全土で盛り上がる反テロ運動をからかった内容だった。
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クリバリ容疑者はユダヤ人向け食料店を襲い、ユダヤ人の人質4人を殺害したとされる。デュドネさんは反ユダヤ主義的発言で知られており、過去に裁判所から公演禁止の決定を受けたことがある。デュドネさんは今回の騒動を受け、Facebookの書き込みを削除した。
時事ドットコムによると、フランスのバルス首相は12日、記者団に「表現の自由はあるが、テロ礼賛は見過ごせない犯罪だ」とデュドネさんの言動を批判した。これに対し、デュドネさんは政府に宛てた公開書簡で「自分は人を笑わせようとしただけ。シャルリー・エブドと同じだ」と反論した。
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