2011年の東電福島第一原発事故に伴う、福島県のコメの全量検査において、2014年産のコメは基準値を超えたものがゼロだったという。2012年は71点、2013年が28点だった。ゼロになったのは初めて。詳細検査に移ったのは2012年が867点、2013年は693点だったのに対し2014年は29点と大幅に減り、また最終的には基準値以下だった。福島民報が報じた。
昨年12月末までに計測した平成26年産米の約1075万点全てが食品衛生法の基準値(1キロ当たり放射性セシウム100ベクレル)を下回った。一般的に新米とされる生産年の12月末までの検査で基準値超過ゼロを達成したのは初めて。これまで、一部で基準値超えがあり、県産米の買い控えや風評被害につながっていた。専門家はセシウム吸収抑制対策の効果としている。
(26年産新米基準超ゼロ 風評払拭へ大きく前進 放射性物質検査 | 県内ニュース | 福島民報 2014/01/09)
福島県産の農産物は、原発事故の影響による風評被害が懸念されていた。
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【訂正】2015/1/10 23:09
当初の記事で、基準値超えのコメの点数を2012年は867点でしたが、正しくは71点でした。2012年2013年の詳細検査の点数と合わせて修正表記しました。
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