フランス警察が1月8日公表したサイド・クアシ容疑者(右)とシェリフ・クアシ容疑者の写真
フランス・パリの風刺週刊紙シャルリー・エブドの本社が銃撃され、12人が殺害された事件で、国家警察は1月8日、逃走中の容疑者2人の氏名と顔写真を公開し、市民に情報提供を呼びかけた。時事ドットコムなどが報じた。
実行犯とされるパリ出身の兄弟、サイド・クアシ(34)、シェリフ・クアシ(32)の両容疑者は依然逃走中で、当局は身柄の確保へ写真を公表した。
同紙はイスラム教の預言者ムハンマドを題材にした風刺画を繰り返し掲載。事件では犯行の手口が手慣れていたほか、犯人が現場で「ムハンマドへの侮辱に報復した」と発言したとの情報もあり、イスラム過激組織の関係者による犯行との見方が強まっている。シェリフ容疑者は、過去に過激組織メンバーのイラクへの渡航を手伝った前科があり、当局が関連を調べる。
(時事ドットコム:容疑者1人を逮捕=残る2人確保へ写真公表-仏風刺紙銃撃事件 2015/01/08 12:49)
クアシ兄弟はアルジェリア系のフランス人という。
フランス北部ランスに住む国籍不詳のハミド・ムラド容疑者(18)は7日夜、フランス北東部シャルルビルメジエールの警察署に出頭、逮捕された。
事件は7日昼前、男らがシャルリー・エブドに押し入り銃を乱射し、車で逃げた。犯人がフランス語で「イエメンの(国際テロ組織)アルカイダだとメディアに伝えろ」と叫んでいた。警察は犯人がイエメンのテロ組織にかかわっていたと指摘したという。
【お断り】パリ銃撃事件で逮捕された18歳の容疑者について、フランスでは18歳から選挙権が与えられ成人扱いとなるため実名で報道します。
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