ローマ・カトリック教会のフランシスコ法王は1月4日、バチカンのサンピエトロ広場で開いた祈りの集いで、新たに18の国から20人の枢機卿を任命すると発表した。東南アジアからは、バチカンと外交関係のないベトナム、ミャンマーを含め3人が選ばれた。毎日新聞などが報じた。
「欧米偏重からの脱却」という法王の方針を反映し、アフリカのカボベルデ、オセアニアのトンガからも初めて枢機卿が選ばれた。2月14日に叙任式が行われる。
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枢機卿は教会の最高顧問として、法王を補佐する。現在208人で、法王を選ぶ選挙「コンクラーベ」の投票権がある80歳未満は110人。今回選ばれた20人のうち、80歳未満は14カ国の15人となる。
南米・アルゼンチン出身でカトリック教会の改革に取り組むフランシスコ法王は、「すべての大陸から指名しており、ローマと世界中の教会との間の太い絆を示している」として「任命にあたっては多様性を重視した」と語った。
フランシスコ法王は2013年、中東やアジアを訪問したほか、今月はスリランカとフィリピンを訪問するという。
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