1920年製の寝台列車に泊まれる、世界でただ一つのホテル(動画)

インディアナポリスのダウンタウンにある「クラウンプラザ・インディアナポリス・ダウンタウン・ユニオンステーション」には世界のどのホテルにもない特色がある。全面改装された列車がホテルの建物のなかにあるのだ。

アメリカ、インディアナ州の州都であるインディアナポリスは、アメフトチーム「インディアナポリス・コルツ」の本拠地として有名な街だ。そしてモータースポーツの祭典「インディ500」の開催地でもあり、「大卒者にとってアメリカでもっとも住みやすい都市のひとつ」としても知られている。

そんなインディアナポリスに、近々旅行する予定があるなら、ぜひおすすめしたいホテルがある。

そのホテルは「クラウンプラザ・インディアナポリス・ダウンタウン・ユニオンステーション」。ダウンタウンの中心部にあり、1986年に電車庫の跡に建設されたこのホテルは、広報担当者によれば「世界中のどのホテルにもない特色」を備えているという――全面改装された列車が、建物のなかにあるのだ。

この全273室のホテルにあるのは、1920年のプルマン社製の車両が13両(プルマン社は、19世紀中頃から20世紀半ばに掛けてアメリカを中心に、鉄道車両の製造と、寝台車の運行業務を行っていた会社)。ホテル広報担当者のJ・J・デブロス氏は、ハフポストUS版のトラベル編集部の取材に対して、メールで次のように述べた。「建物の中に列車の車両があるホテルは、当ホテルのほかには世界中のどこにもありません」

デブロス氏によれば、1両につき2室の客室があるので、車両タイプの客室は全部で26室になるという。

車両タイプの客室の一般的な料金は、標準タイプの客室よりも20ドルほど高い(通常189~209ドル)。人気の2名向けプルマン車両宿泊パッケージには、「ロマンチックな馬車でのダウンタウンめぐり」も含まれている。

それぞれの車両には、1920年代や30年代の有名人にちなんだ名前がつけられている。たとえば、1932年に女性初の大西洋単独横断飛行を達成した飛行士アメリア・イアハートや、チャーリー・チャップリン、ウィンストン・チャーチル、グレタ・ガルボといった名前だ。

以下の動画は、ホテルの外観と内部を紹介している。

文末スライドショーでは、インディアナポリスで売りに出されている豪華な不動産物件を紹介している。

この記事は最初にハフポストUS版に掲載されました。

[日本語版:梅田智世/ガリレオ]

【関連記事】

ハフィントンポスト日本版はFacebook ページでも情報発信しています