【まれ】朝ドラが撮影快調 主演の土屋太鳳「毎日が幸せですごく楽しい」

0月7日から撮影が始まった来春スタートのNHK連続テレビ小説『まれ』。女優・土屋太鳳(19)演じるヒロイン・津村希(まれ)の高校時代を描く物語序盤の撮影が行われている東京・渋谷にある同局のスタジオで19日、希と弟・一徹、同級生たちの取材会が開かれた。
時事通信社

朝ドラ『まれ』撮影快調、土屋太鳳「毎日が幸せですごく楽しい」

10月7日から撮影が始まった来春スタートのNHK連続テレビ小説『まれ』。女優・土屋太鳳(19)演じるヒロイン・津村希(まれ)の高校時代を描く物語序盤の撮影が行われている東京・渋谷にある同局のスタジオで19日、希と弟・一徹、同級生たちの取材会が開かれた。

同ドラマは、小学5年生の時に、父親が破産寸前になり、家族で夜逃げのように都会から北陸・能登の漁村に移ってきた希が、個性的な同級生たちと友情を育み、紆余曲折はあっても自分の夢、一流のパティシエを目指して歩んでいく姿を描く。

取材会には、希役の土屋、弟役の葉山奨之(19)、希の同級生・紺谷圭太役の山崎賢人(20)、藤本一子役の清水富美加(20)、寺岡みのり役の門脇麦(22)、角洋一郎役の高畑裕太(21)、二木高志役の渡辺大知(24)が出席した。

『おひさま』『花子とアン』への出演を経て、朝ドラ3作目で初ヒロインに挑んでいる土屋は「今までは台本の中から自分の出演場面を探して、目印の付箋を貼ったりしていたんですが、今は台本をめくってもめくっても希ちゃんが登場する。せりふ量の多さに驚いていますし、改めてヒロインを演じてきた方々に尊敬の気持ちでいっぱいです」と大役のプレッシャーを実感。土屋は7人の中で一番小柄だが「大変ですが、共演者・スタッフ皆で希の世界を深く広く作っていく感じが、すごく温かくて、毎日が幸せですごく楽しい」と話す姿は、すでにヒロインらしい存在感を身にまとっていた。

その一方で、パティシエ・辻口博啓氏の製菓指導について土屋が「デコレーションの練習をしたり、いろいろ学んでいます。卵の温度がすごく大事だとか、生地の混ぜ具合によっても…」と説明していると、「それ、昨日、撮影したシーンのせりふそのままだよ」と清水たちから突っ込みが入る一幕も。慌てた土屋が「そういうのをちゃんと学んで、将来ちゃんと結婚して、料理上手(な奥さん)になりたいと思っています」とズレた意気込みを語るお茶目な一面も見せていた。

■注目の若手キャストが勢ぞろい

山崎は「圭太は輪島塗が好きすぎて、希とぶつかることもあるんですが、まっすぐで不器用な感じがうまく表現できればいいなと思っています」。門脇は「今はまだアドリブでなかなか能登の方言が出てこないことが歯がゆい感じですが、撮影が終わるまでにはアドリブでもスラスラ出てくるようになればいいなと思っています」。

清水が「一子はすごく気の強い女の子で、私はそこまで強くないなと思いながら、お母さん役の鈴木砂羽さんからもアドバイスをいただきながらやっています。一子のことが好きな洋一郎くんに対しては圧、強めで演じています」と話した後、高畑が「僕が演じる洋一郎は、一子ちゃんのことがすごく好きななんだけど、すんなり役に入れたなって思います」と告白もどきの発言をして周囲から冷やかされていた。

ロックバンド・黒猫チェルシーのボーカルで、日経電子版のCMにも出演する渡辺は「映像の世界でワクワクできる場所にいられることが幸せ」と笑顔をこぼれたが、高志はとてもシャイな性格の男子で、「撮影に入って2ヶ月、まだひと言もせりふがない(笑)。俺も一緒にワー、キャー言いたいな思いながら、言葉を発さずに気持ちを表すことがだんだん心地よくなってきている」と話した。

取材会が行われた19日は葉山の19歳の誕生日でもあり、『まれ』らしい大きなデコレーションケーキでお祝いするサプライズもあった。葉山は「10代最後の1年に歴史ある朝ドラに出られてすごくうれしいです。来年からぜひ観てください」と笑顔でロウソクの火を吹き消していた。

連続テレビ小説『まれ』は来年3月30日スタート(月~土 前8:00、総合ほか)。

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