香港での民主化デモに対する情報統制の一環からか、2014年9月に中国本土で写真共有サイト「Instagram」へのアクセスがブロックされたと報じられている。
そんな中国とInstagramの複雑な関係に関係なく、中国や香港の写真家たちは、プロ・アマを問わず、幾何学的な超高層ビルから、淡い色合いの傘が並ぶ街角まで、この巨大な国に広がる、息をのむほど素晴らしい多彩な風景を発信している。ここでは、ハフポストUS版がピックアップした香港・中国発のフィードをいくつか紹介しよう。
1. Deon Wong:香港の写真家。落ち着いた色合いの風景や、美しいポートレートを撮影している。
2. Jethro Mullen:「CNN」のフォトジャーナリストであるマレン氏は、ドラマチックで話題性のある光景を求めてアジアを旅している。
3.Vivien Wei Wei Liu:香港にある「幾何学的なパターン」を撮影するのが好きな建築家。彼女はInstagram上で、自身の撮影方針について、「見る人を、写真が撮られた空間に没頭させる」試みだと説明している。
4. Kyle Yu:香港は間違いなく、視覚的な刺激を求める写真家たちがインスピレーションを得られる場所だ。香港人のKyle Yuは、高層ビルが建ち並ぶ都心を外れた場所でも、興味深い被写体を見つけている。
写真に付けられている中国語は、「君は魚じゃないのに、どうして魚が楽しいと分かるんだ?」(『荘子』のなかにある問答で、荘子に友人が問いかけた文)
5. @nk7:中国広東省広州市を拠点とするこの匿名の写真家は、目の眩むようなマウリッツ・エッシャー風の景色を発見している。
6. Hang Ho:ポートレートを好んで撮影しているこの写真家は、雲が広がる幻想的な中国の高地で撮影を行っている。
7. @d0125:この匿名の写真家は、被写体を1つに絞ったムードのあるモノクロ写真を好んでいる。
8. Jan Tong:中国の森の中で、恋人同士が太陽を浴びて座っている写真。まるで自主制作のロマンス映画のようだ。
「あなたがいるところが、家。あなたに伝えたい言葉が好き」
9. Theodore Kaye:アジアで育ったフリーランス写真家のシオドア・ケイ氏は、中央アジアや中国の広大な大地を放浪している。
ウイグル自治区カシュガルの金物店主。
10. Philip Tinari:北京にあるユーレンス現代美術センター(UCCA)のキュレーター兼ディレクターが、中国アートの世界にいざなう。
11. NeochaEDGE:クリエイティブ・エージェンシーのNeochaEDGEは、現代絵画からファッションまで、Instagramのフィードで中国の人材を紹介している。
文末スライドショーは、トルコやインドなど、あまり知られていない世界の美術館や美術スポットを紹介している。
この記事はハフポストUS版に掲載されたものを翻訳しました。
[日本語版:湯本牧子/ガリレオ]
【訂正 2014/12/05 22:37】当初掲載していた写真の一部に中国の写真でないものが含まれていたので削除致しました。お詫びして訂正致します。
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