2013年1月に日本航空のボーイング787型機のバッテリーが発火した問題で、アメリカ運輸安全委員会(NTSB)は12月1日、調査の最終報告書を公表した。ボーイングの設計とアメリカ連邦航空局(FAA)の認証プロセスに「欠陥があった」と結論づけた。また、バッテリーを製造したジーエス・ユアサコーポレーション(京都市)に改善を促した。時事ドットコムなどが報じた。
調査によると、バッテリーは設計上の欠陥から過熱し、発火。NTSBはボーイングによる安全評価が不十分だったと指摘した。ユアサには最も厳しい利用環境で試験していなかったことを問題に挙げた。
調査を踏まえ、NTSBはユアサに電池部品の安全性を確保するため、製造工程を見直すよう勧告。ボーイングには安全評価の改善などを勧告した。FAAにも安全基準の認証などの改善を求めた。
(時事ドットコム:787型機、設計に欠陥=GSユアサなどに改善勧告-米当局 2014/12/02 11:41)
発火トラブルが起きたのは、成田空港からの運航を終えた日航機。ボストンの空港で発火し、乗客と乗員は降りた後でけが人はなかった。
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