木村拓哉『HERO』8年ぶり映画化決定 松たか子も復活へ
人気グループ・SMAPの木村拓哉主演で、今年7月期に13年ぶりにテレビドラマの新シリーズが放送されたフジテレビ系ドラマ『HERO』が、8年ぶりに映画化されることが24日、明らかになった。出演は、ドラマ第2シリーズのレギュラー陣に加え、第1シリーズのレギュラーメンバーの雨宮舞子役・松たか子が前作の劇場版以来8年ぶりに復活。まさに、『HERO』14年間の集大成とも言える布陣で、新たな“伝説”を作る。来年7月18日全国公開予定。
常識にとらわれず自らの価値観で犯罪捜査を行う型破りな検事・久利生公平(くりうこうへい)を中心に、東京地検城西支部で働く検事とそのサポート役である検察事務官らの活躍を描く同ドラマ。
2001年のドラマ第1シリーズは、全エピソードの世帯平均視聴率が30%を超える驚異的な数字を獲得するなど空前の大ヒットとなり、このドラマを見て検事を目指す若者が急増するなど、社会現象に。2007年に公開された映画『HERO』は、最終興行収入81.5億円を記録し、同年の興収ランキング邦画第1位に輝いた。新旧キャストで臨んだドラマ第2シリーズでも全11回の平均視聴率21.3%を獲得し、話題をさらったことも記憶に新しい。
映画化決定に木村は「この『HERO』という作品は、チームワークが一番大切だと思いますので、城西支部そしてゲストの方たちとその点を共有して、気負わず、楽しく撮影に挑めればと思っています」とコメント。
撮影は今月下旬から始まり、来年1月下旬まで国内ロケおよびセットにて行う予定。第2シリーズで久利生とのコンビが好評だった元ヤン検察事務官・麻木千佳役の北川景子は「『HERO』が映画化と聞き、とてもうれしく思いました。城西支部の皆様にまたお会いできることに胸が踊っています。今年は私にとってHERO一色の一年になりそうです」と話し、松や映画のスペシャルゲストとして出演する佐藤浩市との共演を楽しみにしていた。
監督は、ドラマ第1シリーズから演出を手がけ、前作に引き続きメガホンを取る鈴木雅之氏。脚本もシリーズを作り上げてきた福田靖氏が担当し、『HERO』ならではの魅力あふれる世界観を描き出す。
ストーリーは、『HERO』史上最大の敵“治外法権の壁”を題材に、日本の司法が全く及ばない大使館や外交という巨大な壁の向こう側にある真実に、久利生はじめ城西支部の検事・事務官らが切り込んでいく。
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