11月16日投開票の沖縄県知事選について、敗れた現職の仲井真弘多氏を推薦した自民党本部の茂木敏充・選挙対策委員長は「大変厳しい結果と受け止めております」と厳しい表情で語った。
一方で、「基地に関する県民投票でありません。あくまで知事選」として、選挙結果によって政府の辺野古移設方針自体に影響はないとの認識を示した。
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沖縄県知事選に関する茂木氏の主な発言は以下の通り。
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今日は党本部として推薦している候補者が立候補している、沖縄知事選挙、そして福岡、熊本市長選、3つの選挙の投開票が行われました。福岡、熊本については、我が党の候補が圧勝出来ましたが、沖縄の知事選挙については、これから投開票となりますけれど、大変厳しい結果と受け止めております。
沖縄の知事選、選挙戦がスタートするとき、相手に大差が付けられるのではないかと言われておりましたが、日を追うごとに我が陣営は盛り上がりを見せ、逆転に向けて最後の最後まで全力で頑張りましたけれど、一歩及ばなかった。那覇の市長選も含めて、残念であると思っております。
敗因については、これからまさに選挙結果がでて、各市町村の票もしっかり開いた段階で、精査していきたい。
Q 公明党の自主投票については
A 那覇の市長選については一緒に戦わせていただいたということで、自公の絆はできたと思います。今回、選挙にあたって、各候補、力点の置き方は違いますけれど、基地の問題だけではなくて、地域の振興や福祉の政策、それぞれ訴えてきたわけでありまして、それが今回の結果になったのだと思います。
Q 選挙結果が辺野古移設へどう影響するか
A 今回は、基地に関する県民投票でありません。あくまで知事選であります。基地だけではなくて、様々な政策について、各候補が訴えた結果であると考えます。(辺野古)埋め立てについては、既に県から承認を得ておりまして、普天間の危険除去に向けて、きちんと政府与党として、準備を進めていきたい。
Q 移設に反対する知事になることについて
A 政府の方針については政府に決めていただきたい。政府与党としては、普天間の危険除去をしっかりと進めたいという方針は変わりはない。
Q 地方選で自民党が勝てないことについては
A 今日の選挙結果は、我が党の候補者は2勝1敗。地方の選挙でありますから、それぞれの情勢があると思いますが、全体的な内閣支持率や党の支持率等々、比較的安定した状態であると考えています。それぞれの選挙において、争点や候補者の準備状況によって結果は変わってくる。
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