ロンドンで開催中の男子テニスの年間成績上位8人で争う今季最終戦、ATPワールドツアー・ファイナル。13日午後11時(日本時間)、世界ランキング5位の錦織圭(日清食品)は、準決勝進出をかけて、シングルスの1次リーグB組最終戦で、同8位のミロシュ・ラオニッチ(カナダ)と対戦する。
1次リーグは4人ずつ2組に分かれて総当たりで行い、各組上位2人が準決勝に進出する。B組は、ロジャー・フェデラー(スイス)は2連勝。錦織は11日にフェデラーに敗れて通算1勝1敗。もう1試合はアンディ・マリー(英)がラオニッチを破って1勝1敗となり、ラオニッチは2連敗。最終戦の結果次第で、まだ4人に可能性がある。
錦織は、ラオニッチに勝った場合、負けた場合も、準決勝進出の可能性がある。進出条件は、以下の通り。
【ラオニッチに勝った場合】
フェデラーがマリーに勝てば2位で通過。
フェデラーがマリーに敗れるとフェデラー、錦織、マリーが2勝1敗で並び①セット率②ゲーム率③最新世界ランキングの順で上位2人が通過。
【ラオニッチに敗れた場合】
マリーがフェデラーに勝つと両者が2勝1敗で通過し、錦織は敗退。
フェデラーがマリーに勝てばフェデラーが1位通過。錦織、マリー、ラオニッチが1勝2敗で並び、前述の①~③の条件で最上位者が2位通過する。(命運握るラオニッチ戦へ 錦織圭、4強に残る条件は:朝日新聞デジタルより 2014/11/13 11:06)
錦織が対戦するラオニッチは、どんな選手か。過去の対戦成績は、錦織の4勝1敗。最近は全米オープンと楽天オープン決勝で対戦し連勝中だが、同世代のライバルとして負けられない相手でもある。
ラオニッチは、196センチ・98キロの23歳。錦織は「いつもタフな相手。リターンがキーになる」と語る。ラオニッチの時速230キロの高速サーブと、錦織の得意なリターンが試合の見どころとなりそうだ。
今年のウィンブルドン。ラオニッチは4回戦で錦織を破り、その勢いで自身初の4大大会4強入りを果たした。錦織は、9月の全米4回戦でリベンジ。8強入りした時、「まだまだ満足できない。ラオニッチらはベスト4に進んでいるし」と、ライバル心をあらわにした。(中略)
ラオニッチが放つ、今季世界で2番目に多い1100本を超えるサービスエースが最大の壁だ。「あれだけ打たれると嫌気が差してくる」。しかし、時速約230キロの爆弾サーブを得意のリターンで返球するのが、錦織の真骨頂。正反対のスタイルだからこそ、ライバルとして面白い。(錦織今夜23時ラオニッチ戦「リターン鍵」日刊スポーツより 2014/11/13 09:27)
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