2002年ソルトレークシティーと2006年トリノ両冬季オリンピックのフィギュアスケート女子で入賞した村主章枝(33)=Kappa=が11月13日、現役引退を表明した。時事ドットコムなどが報じた。
村主は豊かな表現力や高速スピンを武器に活躍。初出場の02年ソルトレークシティー五輪で5位入賞を果たした。03年グランプリ(GP)ファイナルでは日本勢初の優勝を遂げた他、世界選手権で銀1、銅2のメダルを獲得した。全日本選手権は計5度優勝した。
10年バンクーバー五輪の代表入りを逃した後はスポンサー探しに苦労しながら、競技を続行していた。
(時事ドットコム:33歳村主が引退表明=トリノ4位、五輪入賞2度-フィギュア女子 2014/11/13 11:14)
村主は11月初めの東日本選手権で8位に終わり、全日本選手権出場を4年連続で逃していた。
47NEWSによると、村主は13日、東京都内で開いた記者会見で「全日本に進めず、次の五輪で37歳になることを考えると、この辺が潮時かなと思った」と語った。今後は振付師として後進を指導する。
さらに、今したいことを問われると、厳しい食事制限をしてきたアスリートらしく「プリンを食べること」と話したという。スポニチは次の通り伝えている。
「2006年から食べてないので、味を忘れちゃった」と語ったが、会見中にプリンが届くと8台以上のテレビカメラの前で8年ぶりの味をかみしめ「おいしいです」と満面の笑みを浮かべた。
(村主 今したいことは?に笑顔で「プリンを食べること」 ― スポニチ 2014/11/13 11:45)
村主はスピード感あふれ、表現力豊かなスケーティングから「氷上のアクトレス」と称される。2010年3月、経済的に窮しながらも「現役、引退しません」会見を開いて注目を集めた。
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