ロシアのサンクトペテルブルクに設置されていたスティーブ・ジョブズ氏の記念碑(写真)が撤去された。ジョブズ氏の後にアップル社のCEOを引き継いだティム・クック氏が同性愛者だと告白したことを受けての措置だという。ロイターが11月3日に報じた。
撤去されたのは、「iPhone 4」の形をした高さ1.8メートルの記念碑。ロシア企業の有志グループ「ZEFS」が2013年1月に、サンクトペテルブルクの大学内に設置した。巨大なタッチスクリーンにはジョブズ氏の生涯を追った動画が流れ、背面のQRコードを撮影することでジョブズ氏の解説サイトに繋がるようになっていた。ロシアの厳しい冬に備えてマイナス30度まで耐えられる設計だったという。
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ZEFSは11月3日に声明を発表。「同性愛宣伝禁止法に抵触する恐れがあるため、この記念碑を10月31日に撤去した」と説明している。クック氏はその前日の30日に同性愛者であることを告白していた。
同性愛宣伝禁止法は、2013年にロシア国内で施行された法律。同性愛を未成年者に宣伝する行為を禁じている。
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