2014年の夏の始め、カナダ・エドモントン市が「アウトドア・ピアノ・プロジェクト」というイベントを始めようとしたとき、市はピアノの前に座って鍵盤を弾こうと決めた人々の生活を豊かにすることを願っていた。
「私は様々な人にピアノを弾いてもらいたいのです。本当に偉大な演奏家にも、そうではない人にもです」と、発起人デイビッド・ローチ氏はカナダ放送協会に述べた。街の路上生活者であり、誰にも演奏の仕方を教わっていないのに楽器の才能がある、リアンのような人にも弾いてもらいたかった、ということだ。
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10月23日、エドモントンでこの屋外ピアノを弾くリアンの映像がYouTubeにアップロードされると、大きな反響を呼んだ。
リアンの腕前は、ワシントン州バンクーバーのホームレス、デビッド・アレン・ウェルシュの才能を思い出させる。2013年、ウェルシュがバンクーバーの中古品店でピアノを弾き始めると、人々の感動の涙を誘った。
テレビ局KATUが行った当時のインタビューによると、ウェルシュは6歳からずっとホームレスであり、ピアノのレッスンを一度も受けたことがなくて楽譜も読めないが、音符が彼の中を流れるのに任せるのだと語った。
人々を感涙させた彼の演奏に対して、ウェルシュは音楽を通して人々とつながるのがうれしいと語った。「誰かがただここに来て、純粋に感動し、手を差し伸べてハグしてくれたら、私も泣いてしまう」と語った。
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上の動画でリアンの演奏を見てみよう。
H/T TwentyTwo Words
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この記事はハフポストUS版に掲載されたものを翻訳しました。
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