玉山鉄二が主演し、アメリカの女優シャーロット・ケイト・フォックスがヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「マッサン」。10月16日の放送回が22.3%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)を記録するなど視聴率は好調だ。
ドラマは、ウイスキーの製造を学ぶために本場スコットランドへ渡ったマッサンこと亀山政春(玉山鉄二)が、2年の修業を終え、本場の技術と知識、そして妻のエリー(シャーロット・ケイト・フォックス)を連れ、意気揚々と帰国するところから始まった。ニッカウヰスキーの創業者・竹鶴政孝と妻リタをモデルに、夫婦の物語が描かれる。
連ドラ初の外国人ヒロインとなったエリーは、「国際結婚」という言葉がなかった大正時代に、スコットランドで出会った日本人のマッサンと結婚。第5週は大阪を舞台に、愛する夫とともに日本で、日本語や日本文化を学びながら、国産初のウイスキー製造の夢に向かって奮闘する。その真っすぐな姿は、ネット上でも反響を呼んでいる。
そんなエリーを演じるシャーロット・ケイト・フォックスは、NHKの公式サイトで自己紹介をしている。アメリカ・ニューメキシコ州出身の彼女は、愛情豊かな両親とともに、国籍、性別、宗教など色々な違いがある人が住むサンタフェの街で育った。
そんな彼女が演じることに関心を持ったきっかけは「寂しさ」だった。幼いころに、本を読んでは、想像したり、まね事をしていた彼女。演じる仕事をしたことで「ずっと演じてきた」ことに気づいたという。
心の中で少し寂しさを感じていたんだと思います。特に幼いころは家にテレビがなかったので、いつも本を読んでは、いろいろな想像をしたり、まね事をしたりして、よく過ごしていました。そうして大人になり、演じることを仕事にし始めたときに気づいたのです。
「私、ずっと演じてきたんだ!」って。
演じているその“瞬間”がそこに本当にあるとき、これまで体験したことのない生活や新しい世界を相手と一緒に創りあげることができるとき、私はさみしさをもう感じません。だから演じることが好きなんです。そんな“魔法”に、すっかり魅了されています。(NHK連続テレビ小説「マッサン」より)
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