小渕優子経済産業相の政治資金問題で、政府や自民党内で進退論が高まっている。10月18日、小渕氏が辞任の意向を固めたとする報道もあったが、小渕氏は同日午後、記者団の質問に答え、辞任を否定した。時事ドットコムが報じた。(2014/10/18 15:38 UPDATE)
小渕優子経産相は18日午後、自らの進退について「今私がやらなければならないのは政治資金の調査をしっかりやること」と述べ、閣僚の辞任を否定した。安倍晋三首相と同日中に面会する予定があるかについては「その予定はない」と語った。経産省内で記者団の質問に答えた。
(小渕経産相、辞任を否定 - 時事ドットコム 2014/10/18 14:53)
小渕氏については、政府や自民党内でも辞任論が強まっており、政府筋は「最終的には小渕氏が(調査結果を)説明してからだが、情勢は厳しい」と指摘。自民党幹部からも「辞任の流れは変わらない」などの声が出ていた。
毎日新聞によると、小渕氏が所属する自民党額賀派からも進退論が出始め、厳しい立場に立たされているという。経産省は18日、予定していた小渕氏の愛知県内への出張を取りやめたことを発表。同省は「現地の混乱を避けるため」と説明している。
小渕氏は17日、来週明けにも調査結果を明らかにする意向を示したが、野党は小渕氏に焦点を当てて「政治とカネ」の問題を追及する方針だ。安倍晋三首相は17日夜(日本時間18日未明)、イタリア訪問の日程を終え帰国の途についた。日本時間18日午後に帰国後、今後の対応を検討する。近く小渕氏本人からも直接説明を受けるとみられる。
(小渕経産相:自民党にも進退論 帰国の首相、対応検討へ - 毎日新聞 2014/10/18 11:53)
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