高市早苗総務相は10月14日、閣議後記者会見で靖国神社の秋季例大祭(17〜20日)に合わせて参拝する考えを示した。「時間のあるタイミングで参拝をさせていただきたい」と述べたという。47NEWSが報じた。
高市氏は「毎年、春も夏も秋も、また折に触れて日本人としてご英霊に感謝と尊崇の念をささげてきた」と説明した。総務相就任直後の9月5日のインタビューでも「今後も自然体で、一人の日本人として参拝する」と明言していた。
(高市総務相が靖国参拝へ 秋季例大祭に合わせ - 47NEWSより 2014/10/14 09:52)
一方、中国共産党中央委員会の機関紙「人民日報」のオンライン版も14日、「安倍内閣の女性閣僚が、秋季例大祭で靖国神社を参拝する」と題した記事で、高市氏の靖国参拝の意向について速報した。記事では、「高市氏は一貫して靖国神社を支持しており、超党派議員でつくる『みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会』のメンバーでもある。高市氏は先日、右翼グループの代表と写真撮影を行い、安倍政権への懸念を誘発した」とされた。
高市氏は8月15日の終戦の日にも靖国神社を参拝している。2014年1月には自身のホームページに、靖国神社への参拝についての見解を述べており、「A級戦犯」の合祀について、「近代法では、刑罰が終了した時点で受刑者の罪は消滅する」という点をあげ、処刑をもって「罪」が消滅したため問題ないとしていた。
なお、現在の安倍政権閣僚のうち、高市氏のほか、山谷えり子国家公安委員長や、有村治子女性活躍担当相、竹下亘復興相、山口俊一沖縄北方担当相らが、2014年8月15日に靖国参拝を行っている。
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