2010年バンクーバー冬季オリンピックで、フィギュアスケート男子の銅メダルに輝いた高橋大輔選手(28)が現役引退を決めた。10月14日午後、発表する予定。NHKニュースなどが関係者の話で明らかになったと報じた。
高橋選手は、6位だったことし2月のソチオリンピックに出場したあと3月の世界選手権を膝のけがのため欠場し、今シーズンは「現役を続けるかどうかスケートを少し離れてゆっくり考えたい」として休養していました。関係者によりますと、高橋選手はこのまま競技に復帰せず、現役を引退する意向を固めたということです。
(フィギュア高橋大輔 引退の意向固める NHKニュースより 2014/10/14 07:46)
岡山県出身の高橋選手は、初出場の2006年トリノオリンピックで8位に入賞。2008年に右ひざ靱帯(じんたい)断裂の大けがを負ったが、2010年、復帰したバンクーバーオリンピックで日本男子初のメダルを獲得。世界屈指のステップと情感豊かな表現力を持ち味に、日本男子のフィギュアスケートをけん引してきた。
高橋選手は2014年5月、今後について「もう一度挑戦してみたい気持ちはあるが、中途半端な気持ちではできない。覚悟を持ってやれるのであれば戻ってきたい。違う方向性に重点を置くのであれば、もう引退。自分の中でまだやめる勇気が持てていない」と話していた。これを受けて日本スケート連盟は6月、高橋選手を最高ランクの特別強化選手から正式に外していた。
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