世界保健機関(WHO)は10月10日、主に西アフリカで流行中のエボラ出血熱について、欧米も加えた計7カ国を集計した結果、疑い例も含む死者の数が4033人、感染者数は8399人に達したと発表した。
WHOによる8日時点の集計によると、国別の感染者数と死者数は、リベリアは死者数2316人、感染者数4076人で最も多い。シエラレオネは死者数930人で感染者数2950人、ギニアは死者数778人で感染者数1350人。ナイジェリアは死者数8人で感染者数は20人、アメリカは死者数1人で感染者数1人、セネガルとスペインの感染者数はそれぞれ1人だった。
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感染したとみられる医療従事者は416人にのぼり、そのうち233人が死亡している。また、9月末から10月にかけて西アフリカ以外の地域でも感染が確認されている。
リベリアから米国に入国後、発症したリベリア人男性(42)が10月8日、南部テキサス州ダラスの病院で死亡。また、スペインでは6日、患者の治療を手伝った女性看護師(44)がアフリカ大陸以外で初めて感染したことが確認された。
(エボラ:死者4000人超 3〜4週間で感染者倍増 - 毎日新聞 2014/10/11 11:00)
欧米各国は感染者の入国を監視するため、流行国からの渡航者に対して主要空港での検査を徹底するなどの対策を強化しているという。
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