[国連 8日 ロイター] - 国連でエボラ出血熱対策を担当するナバロ調整官は、ロイターに、流行が最も深刻な西アフリカ諸国で治療施設の建設と人員の配置が迅速に行われれば流行は食い止められるとの見解を示した。
調整官は「ウイルス媒介者の数を約70%抑制できれば、流行は食い止められる。対して、発症者が感染を拡大させる状況が続けば、流行は現在のペースで続く」と述べた。
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調整官は、米国、英国、アフリカ連合が医療従事者や軍要員を流行地域の治療施設に派遣していることを称賛。その上で、他の国にも可能なかぎりの支援を呼びかけた。
コンゴ共和国とウガンダがベテランの医師・看護師を派遣していることを挙げ「彼らは自国内でエボラ対策にあたった経験があり、これは極めて貴重」と称賛した。
調整官は、エボラ熱の感染者数が3─4週間ごとに倍増していると指摘。「隔離された場所で質の高い治療を受ければ回復の確率が上がる。そのためには治療に熟練した人材が必要」と述べた。
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