末期の乳がんにかかっていたメリー・アン・マニングさんは、この世を去る3日前、息子ライアンさんの結婚式で最後の力を振り絞り、息子と「ラストダンス」を踊った。
サンフランシスコ在住のライアンとケイトリンのマニングさん夫妻は、9月上旬にカリフォリニア州ダナポイントのセントレジスにて結婚式を挙げた。パーティーでは、ハワイ出身のシンガー、イズラエル・カマカヴィヴォオレが歌う「オーバー・ザ・レインボー」のメドレーに合わせてライアンさんが母のメリーさんとダンスを踊った。結婚式の数カ月前、メリーさんが車椅子を使っていたことを考えると、信じられないことである。
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「とても感動的でした。特に、母が車椅子から立ち上がったときにはこらえられませんでした」と、娘のカリー・チェンバレンさんは地元テレビ局のKTVUに語った。
「式までの間、母はどんなことをするにも助けが必要でした。歩くこともできなかったんです」
花婿のライアンさんはKTVUに対し、母の固い決意を尊重したことを語った。メリーさんの子供たちは、彼女が結婚式のために生きていたのだと考えている。結婚式が始まってからちょうど72時間後、メリーさんは息を引き取った。
「一人の女性、一人のとても強い女性が、ここまで持ちこたえるために、とても困難な戦いに挑んだのです」とライアンさんは涙をこらえながら話した。
下の動画で、感動的な「ラストダンス」を見てほしい。
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