実写『ルパン三世』ハリウッドでも好評 続編は2年後
俳優の小栗旬が主演する実写『ルパン三世』が現地時間12日、米・ロサンゼルスにて開催された『第4回LA EigaFest』のオープニング作品としてインターナショナル・プレミア上映され、約600人の観客で埋め尽くされた会場に喝采が沸き起こった。今回が海外映画祭への初参加となった黒木メイサは「(ハリウッドの観客は)良し悪しがはっきりしているので、素敵な反応をもらえたかなと思います」と笑顔を見せ、北村龍平監督は続編について「スケジュールを合わせて2年後には作りたい」と宣言した。
LA EigaFestは、日本映画および制作者の才能を映画の都ハリウッドで紹介することを目的とし、NPO法人Japan FilmSocietyが主催する一般米国人観客を対象にした映画祭。今年は『ルパン三世』のほか、『るろうに剣心 京都大火編』『超高速!参勤交代』『ゲキ×シネ「シレンとラギ」』など短編含め26本ほどの日本映画が上映された。
この日、黒木は同作で演じた峰不二子をほうふつさせるシックで艶やかな黒ドレスで、会場となったハリウッドのエジプシャン・シアターに登場。山本又一郎プロデューサー、北村監督とともに、公式記者会見、現地プレスの個別取材、オープニングセレモニー、プレミア上映に参加した。
海外映画祭を初体験した黒木は「初めてロスに自分の作品を持ってきたので、最初はどんな感じなのかわからなかったけど、実際にハリウッドのお客さんに観てもらって、反応も大きくてわかりやすかったです。(ハリウッドの観客は)良し悪しがはっきりしているので、今回は素敵な反応をもらえたかなと思います。意外なところで笑いが起こったり、拍手が起こったりしておもしろかったです」。
また、北村監督は同作のシリーズ化について「続編は、今回あまり見せていない不二子のお風呂シーンで、不二子が全裸のまま誘拐されるシーンから始まるよ(笑)。今回の作品は僕らにとってまだプロローグでありスタートラインに立ったところなので、シリーズ化してやっていきたいと思っています」と意気込んだ。
同作は現在、23の国と地域での公開が決定。北米は調整中。