兵庫県の野々村竜太郎元県議(48)の不自然な政務活動費支出問題で、県警が詐欺と虚偽公文書作成・同行使の疑いで、野々村氏を任意で事情聴取したことが9月12日までにわかった。NHKニュースなどが報じた。
兵庫県議会の野々村竜太郎元議員(48)は、昨年度の1年間に195回の日帰り出張を繰り返し、領収書を添付せずに政務活動費から300万円余りを支出していたことなどが問題になり、ことし7月、県議会や市民オンブズマンが詐欺などの疑いで告発しました。(中略)
これまでの捜査で、野々村元議員が金券ショップで切手を購入したと報告していた政務活動費の一部について、実際には商品券を購入していた疑いが強いことなどが分かっており、警察は今後も事情を聴いて、不自然な支出の実態の解明を進めることにしています。
(NHKニュース「野々村元県議 詐欺などの疑いで任意聴取」より 2014/09/13 10:28)
野々村氏の収支報告書によると、2011年〜2013年度に、遠距離日帰り出張、計345回分の交通費として領収証をつけずに約800万円を支出。また、金券ショップで切手をまとめ買いしていたなどとして、領収証で内訳を示さずに計約250万円を支出するなど、不自然な点が指摘されていた。兵庫県警は7月18日、野々村氏の自宅などを家宅捜索していた。
野々村氏は7月11日に辞職している。
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