キャメロン英首相は9日、スコットランド独立の是非を問う住民投票で独立を支持しないようあらためて求めるとともに、10日に現地入りして市民に訴える考えを示した。
「最終的にはスコットランド市民が決定することだが、他の英国市民、そして首相の私も、スコットランドが英国にとどまることを切望していることを分かって欲しい」と強調。スコットランドの英国残留に向けてあらゆることを行うとした。
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首相が急きょ現地を訪問するなど対応を急いでいる背景には、最新の世論調査で独立支持派が初めて反対派を上回るなど、住民投票を間近に控え、当初は可能性が低いと思われてきたスコットランド独立が現実味を帯びてきたことがある。[エディンバラ/ロンドン 9日 ロイター]