錦織圭選手は9月8日、全米オープン決勝でマリン・チリッチ選手(クロアチア)に破れて準優勝となった。試合後のインタビューで「全力を尽くしたが、今日は自分のテニスができなかった。またこの舞台に戻ってきたい」などと語った。
しかし、テニスの四大大会で日本人として初めて決勝の舞台に立った錦織。その躍進を支えたのは、今シーズンから錦織の新しいコーチとなった元全仏オープン覇者のマイケル・チャン氏だ。チャン氏は、厳しい試合と決勝戦を振り返りながら「この敗戦から学んで、次回はもっといい結果を出したい」と抱負を語った。
厳しい試合だった。最初のグランドスラムのタイトルを懸けた試合はそんなに簡単なものではないということ。この敗戦から学んで、次回はもっといい結果を出したい。
(日刊スポーツ『チャンコーチ「次回はもっといい結果を」』より 2014/09/09 09:32)
そんなチャン氏が錦織のコーチに就任する際に出した条件は「家族は常に一緒」だったようだ。現在、家族とともに錦織のツアーに帯同するチャン氏は、アメリカ・ニューヨーク・タイムズ紙のインタビューで「コーチ陣の誰よりも娘が圭を笑顔にしている」と語り、家族ぐるみで良好な関係を築いていることを明かした。
家族とともに遠征先に移動するチャン・コーチは、「簡単ではない」と前置きしながら、選手、コーチを含めテニス界ではツアーなどで通常の生活が困難であり、離婚が多いという。そのため、コーチ就任前に錦織に「家族と離れたくない」と伝えたそうだ。錦織はそれを受け入れ、時にはチャン・コーチの家族とともに食事にも出かける。チャン・コーチは「コーチ陣の誰よりも娘が圭を笑顔にしていると思う」と家族ぐるみでの良好な関係も明かす。
(サンスポ『チャン・コーチ「誰よりも娘が圭を笑顔にしている」 米紙インタビューで告白』より 2014/09/08 17:38)
記事の上に掲載した写真は、2014年1月にオーストラリア・メルボルンで行われた大会「2014 AAMI Classic」にて撮影された、チャン氏の家族。愛する娘たちや妻とともに、錦織をサポートしている。
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