9月10日の「世界自殺予防デー」を前に、世界保険機関(WHO)は4日、2012年に、世界では約40秒ごとに1人となる推定80万人以上が自殺したと発表した。初めてとなる自殺防止に関する報告書で、各国に自殺予防の取り組みを強化するように求めている。
報告書によると、12年の自殺者が10万人を超えた国は11カ国。最多のインドをはじめ、中国、日本、韓国などが含まれたという。
12年に自殺者数が1万人を超えている国は、25万8075人のインドを筆頭に、中国(12万730人)、米国(4万3361人)、ロシア(3万1997人)、日本(2万9442人)、韓国(1万7908人)、パキスタン(1万3377人)など11カ国あった。
(朝日新聞デジタル「世界の自殺者80万人超え 最多はインド、WHO報告」より 2014/09/04 20:53)
10万人当たりの自殺者の割合が最も高かったのは、南米のガイアナが44.2人、次いで北朝鮮の38.5人。日本は18.5人で世界平均の1.6倍。高所得国の人口10万人当たりの人数ではワースト4位だった。
以下の地図で赤く塗られた国では、10万人あたり15人以上が自殺している。
報告書によると、中・低所得国の自殺者が全体の約75.5%を占めたという。
自殺者の割合は、70歳以上の世代が最も高いが、若者の自殺も増えており、15〜29歳の死因の第2位になっている。
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