ウクライナとロシア、和平確立に向けた措置で合意、「恒久停戦」声明は差し替え

ウクライナは、ポロシェンコ大統領がロシアのプーチン大統領と親ロシア派と「停戦枠組み」に向けた措置で合意したと発表した。しかしロシア側は停戦では合意していないとし、混乱がみられている。
Reuters

ウクライナは、ポロシェンコ大統領がロシアのプーチン大統領と親ロシア派と「停戦枠組み」に向けた措置で合意したと発表した。しかしロシア側は停戦では合意していないとし、混乱がみられている。

ウクライナ大統領府は「和平確立に向けた措置で関係者は相互理解に達した」との声明を発表したが、これは先に発表した「恒久的停戦」とする声明を差し替えたもの。

プーチン大統領の報道官は「プーチン大統領とポロシェンコ大統領は、武装勢力とウクライナ軍の停戦につながる措置を協議した。ロシアは紛争に関与しておらず、物理的に停戦に合意することはできない」と述べた。

混乱が見られるものの、欧州の対ロシア追加制裁の決定を控えるなか、和平に向けた進展の兆しがうかがえる。

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