インドのナレンドラ・モディ首相は9月2日、インドへの日本の新幹線導入について前向きな姿勢を示した。公明党の山口那津男代表との会談で述べた。時事ドットコムなどが報じた。
山口氏は「与党の一員としてインドとの特別なパートナーシップを進めていきたい」と表明。インド高速鉄道網への日本の新幹線導入について「日本政府と力を合わせて協力を強化したい」と伝えた。モディ氏は「その方向で速いペースで動いている。関係者間で話を進めたい」と応じた。
(時事ドットコム「インドのモディ首相、公・民代表と会談=新幹線導入へ協力」より 2014/09/02 13:23)
インド政府は、広大な国土の主要都市を7つの路線からなる高速鉄道で結ぶ計画を進めており、モディ政権は最大の商業都市・ムンバイと西部の工業都市・アーメダバードを結ぶおよそ500kmの区間から整備を始める方針だ。
日本とインドの両政府は共同出資で、このムンバイ〜アーメダバード間の、線路の建設候補地の地質調査などを行っており、2015年7月には調査が終了する見込みだ。
しかし、同路線では、フランスもインドと共同での調査を行っているとの報道があり、今後、受注競争が激しさを増すものと見られる。
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モディ首相は大の親日家としても知られており、東洋経済オンラインは「すでに日本が受注した旗艦プロジェクトであるデリー・ムンバイ間産業大動脈構想(DMIC)が動き出していることから、2015年2月に発表される来年度の鉄道予算計画に注目するべき」と指摘している。
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