致死率の高い感染性ウィルスから身を守るには、さまざまな対策をとる必要がある。ウィルスに感染した患者に接する仕事に従事する人にとっては特に大切なことだ。
史上最悪の規模で流行しているエボラウィルスに対し、現在西アフリカで治療の最前線に立っている医師たちが着用している防護服について紹介しよう。
ゴム手袋と長靴を装着し、タイベック製のスーツとフードからなる防護服を着用した医師たちの写真(スライドショー)をすでに見たことがある人も多いかもしれない(タイベックはデュポンの製品名で、100%ポリエチレンの不織布。0.5ミクロン以上の乾燥粒子に対し98%のバリア効果をもつほか、液体や固体粒子の付着を防ぐとされている)。
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冒頭の動画は、アメリカ『TIME』誌によって制作された、防護服の各パーツについての解説動画だ。
エボラウィルスは、感染者の体液との接触を通してしか感染しないため、防護服には、着用している人が汚染した体液に直接に触れてしまうのを防ぐという意味がある。エボラウィルスは、ウィルスが付着した床や器具の表面を通しても感染するため、治療器具や治療室内表面の消毒による感染制御も非常に重要だ。
[Amanda L. Chan(English) 日本語版:丸山佳伸/ガリレオ]
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