大手コンビニチェーンのローソンは8月6日、力を入れているエンターテインメント事業を強化するため、シネマコンプレックス(複合映画館)のユナイテッド・エンターテインメント・ホールディングスを投資会社などから買収すると発表した。買収費用は100億円を超える見通し。
ユナイテッド社は傘下にユナイテッド・シネマ(東京・港)を持ち、全国36カ所に映画館を展開。劇場数では「イオンエンターテイメント」と「TOHOシネマズ」に次いで第3位。2015年3月期の売上高は約200億円を見込む。47NEWは次の通り報じた。
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買収するのはユナイテッド・シネマの持ち株会社の全株式で、子会社を通じて8月中に取得する。ローソンは映画チケットや関連グッズの販売のほか、ポイントカード会員に映画の割引券などの特典提供も検討する。
ローソンは、ユナイテッド・シネマの買収で18年度にエンターテインメント事業の売上高3500億円、営業利益150億円の達成を目指す。
(47NEWS「ローソンがシネコン買収 国内3位、100億円」より 2014/08/05 23:46)
買収によって、映画関連グッズをコンビニで売ることで双方の客を増やすなど、相乗効果をねらう。劇場でコンサートやスポーツイベントを中継することも検討しているという。
小売業界では、アニメや映画といったエンターテインメント事業を新たな収益源として育てるとともに、チケットの販売などを通じたコンビニやスーパーへの集客力の強化を目指す動きが相次いでいる。
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