新潟県新発田市で4月、パート従業員女性が遺体で見つかった事件で、県警新発田署捜査本部は7月31日、同市の無職、喜納尚吾容疑者(31)を殺人や略取などの疑いで逮捕した。さらに喜納容疑者は、同市内で起きた別の2件の女性の変死事案にも関与している疑いがあるという。NHKニュースなどが報じた。
喜納容疑者は2013年11月、パート従業員の徳永希さん=当時(22)=を車で連れ去り殺害した疑いで逮捕された。徳永さんは2013年11月22日午後9時半ごろ、新発田市の自宅を出たまま行方不明となり、4月7日、自宅から北西に約5キロ離れたやぶの中で白骨化した状態で見つかった。
新発田市では去年からことしにかけて、ほかに20代の女性2人が死亡していて、これまでの捜査で喜納容疑者のDNAの型が、逮捕容疑の被害女性が遺体で見つかった現場と、20歳の女性が川から遺体で発見され、近くに本人の車が放置されていた現場に残されていたものと、それぞれ一致したことが分かっています。
さらに去年9月、20代の女性が市内のアパートの駐車場で焼けた車の中から遺体で見つかった現場の遺留物とも一致していたことが、捜査関係者への取材で新たに分かりました。
(NHKニュース「3人の遺体現場に同じ男のDNA NHKニュース」より 2014/08/02 16:54)
これで、3人の女性が遺体で見つかったすべての現場の遺留物から、喜納容疑者のDNAの型が検出されたことになる。県警捜査本部は、喜納容疑者が逮捕容疑だけでなく、ほかの2人の女性の死亡にも関わった疑いがあるとみて慎重に捜査している。
喜納容疑者は、別の女性3人に対する強姦やわいせつ略取などの罪で起訴されていた。6月27日には新潟地裁で勾留質問を受けていた際に一時逃走し、警察官に取り押さえられた。
沖縄県出身の喜納容疑者。中学時代に後輩だった男性会社員(30)によると、中学では野球部のエース。足が速く地区の陸上大会にも出場していたと、MSN産経ニュースが伝えている。
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