エボラ出血熱の感染が過去最悪の規模で拡大する西アフリカのシエラレオネで29日、医療チームを率いていたシェイク・ウマル・カーン医師(39)が感染により死亡した。
カーン医師は同国保健省から「国民的英雄」と称えられていた医師で、これまでに感染者100人以上の治療に当たっていた。先週に感染していることが発表され、「国境なき医師団(MSF)」が運営する治療施設に移されていた。
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世界保健機関(WHO)によると、エボラ熱が今年2月に流行して以降、ギニア、リベリア、シエラレオネの3カ国で、感染が確認または疑われる死者は672人に上っている。[フリータウン 29日 ロイター]