パレスチナ自治区のガザを支配するイスラム原理主義組織ハマスと、イスラエルとの攻撃の応酬で7月28日、ガザ市内の難民キャンプの子供8人が死亡、イスラエル側でも4人が死亡した。47NEWSなどが伝えた。
ロイター通信によると、パレスチナ自治区ガザの病院当局者は28日、ガザ市の難民キャンプで爆発があり、子ども8人を含む計10人が死亡したと述べた。イスラエルの病院当局者などによると、同国南部に同日、ガザから発射された迫撃砲弾が着弾、4人が死亡し、4人が負傷した。
ガザの病院当局者はイスラエル軍による空爆と述べたが、フランス公共ラジオによると、軍は、ガザを支配するイスラム原理主義組織ハマスが撃ったロケット弾が誤ってこのキャンプと病院を直撃したとしている。
(47NEWS「ガザ難民キャンプ爆発10人死亡 空爆か、ロケット弾誤射か」より 2014/07/29 01:33)
ガザ地区では28日、イスラム教の断食月「ラマダン」明けの「イード・アル・フィトル」と呼ばれる3日間の祝日が始まった。一時的に戦闘が沈静化したものの、その後、戦闘は再開され、依然として停戦への道筋が立っていない。
ガザでは、お祝いムードからは程遠く、例年なら新品の服を着て、お菓子をもらって回る子供たちでにぎわう街も、今年は悲しみに包まれた。パレスチナ人男性教師(32)は「今年は戦闘のせいでイードを迎える準備ができなかった。子供たちにはチョコレートを買ってあげただけだ」と語った。
(時事ドットコム「ガザ、攻撃の応酬続く=ラマダン明け、祝日ムードなし-難民キャンプで子供7人死亡」より 2014/07/29 02:07)
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