韓国を訪問中の舛添要一・東京都知事は7月25日、朴槿恵大統領と会談した。
朴大統領は2013年の就任以来、安倍晋三首相の歴史認識を巡る発言などに不快感を示し、日韓2国間の首脳会談には応じていない。
NHKなどの報道によると、舛添氏は、日韓関係の改善に意欲を示す安倍首相のメッセージを伝えた。
舛添知事は、多数の犠牲者が出た旅客船の沈没事故について哀悼の意を表したうえで、日韓関係を改善したいとする安倍総理大臣のメッセージを伝えました。(中略)
会談終了後、舛添知事は報道各社の取材に応じ、「パク大統領は歴史認識をしっかりすることが親善の第一歩だという考えを示したので、安倍総理大臣に伝えたい。会談は日韓関係を前向きに進めたいというパク大統領の思いが伝わるものだった」と述べました。
(NHKニュース「正しい歴史認識共有し両国の関係発展を」より 2014/07/25 12:21)
これに対し朴大統領は、日韓関係の改善に前向きな姿勢を見せる一方、慰安婦問題などで日本側から解決策を示すよう求めたという。
朴大統領は会談で、両国国民間の交流が活発化していることに触れる一方、「政治家の言動により両国関係が難しくなっている」と指摘。「正しい歴史認識を共有しつつ、両国関係を安定的に発展できるよう努力してほしい」と述べ、日本側の歴史認識問題での前向きな対応が必要との認識を改めて強調した。
具体的に、朴大統領が最重視する旧日本軍による従軍慰安婦問題に言及し、「両国関係の問題だけではなく、普遍的人権に関する問題だ。真摯(しんし)な態度を持ち、努力で解決できる問題だと思う」と述べ、日本側が早期に解決策を示すよう求めた。
(毎日新聞「朴大統領:舛添都知事と会談 歴史認識問題への対応求める」より 2014/07/25 12:25)
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