イスラエル軍は24日も、イスラム原理主義組織ハマスが実効支配するパレスチナ自治区ガザへの軍事作戦を継続。未明には戦車による砲撃を行い、パレスチナの保健当局によると16人が死亡。これまでの死者は計700人を超えた。
ケリー米国務長官は、停戦案を示したエジプトとさらに協議するため、イスラエルから再びカイロ入り。話し合いに前進が見られたという。
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エジプト当局者は23日、ラマダン(断食月)終了を祝うイスラム教の行事に合わせ、今週末までに人道的停戦が発効する可能性があると指摘。ただ、ある米高官は今週末までの停戦実現について、協議を続けているが、現時点では確定していないと述べた。
イスラエルは23日遅くに安全保障会議を開き、人道的停戦について協議したが、会議後に発表は行わなかった。
一方、ハマス指導者のメシャール氏はカタールで、イスラエル軍への攻勢に出ているとし、人道的停戦については、ガザの封鎖政策を緩和するという条件なら支持すると語った。
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