日本人にも人気があるフランス北西部の観光地モンサンミシェルに7月22日、新たな橋が開通した。土砂が堆積して本土とつながってしまう欠点があった従来の堤防道路に代わり、本来の「孤島」の姿を回復する交通手段として期待されている。時事ドットコムなどが報じた。
堤防道路は1870年代に設置されたが、次第に土砂の堆積が進み、今では海にかこまれた修道院が見られる機会は少ない。橋は全長760メートルで、潮の流れをせき止めにくい構造になっている。堤防道路の撤去作業は、2015年夏ごろに完了する予定だ。
仏政府や地元自治体は06年に一連の工事に着手、総工費は2億3000万ユーロ(約312億円)に上る。モンサンミシェルは1979年に国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界遺産に登録された。
(時事ドットコム『モンサンミシェルの橋開通=「孤島」回復へ期待-仏』より 2014/07/23 08:26)
かつてのモンサンミシェル=2002年
モンサンミシェルは、干潟の中の小島に築かれた修道院で、満潮時には完全に海に囲まれる姿から「海に浮かぶ修道院」として知られる。
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