【マレーシア航空機撃墜】「親ロシア派が誤射」の可能性高まる アメリカ情報局者が明かす

ウクライナ東部で起きたマレーシア航空機撃墜事件で、米政府は、親ロシア派が民間機だと気付かず「誤って」撃ち落としたとの見方を強めていることが分かった。米情報当局者らが22日明らかにした。
Reuters

[ワシントン 22日 ロイター] - ウクライナ東部で起きたマレーシア航空機撃墜事件で、米政府は、親ロシア派が民間機だと気付かず「誤って」撃ち落としたとの見方を強めていることが分かった。米情報当局者らが22日明らかにした。

当局者らは、親ロ派がMH17便にミサイルを発射した「最も説得力のある説明」は、彼らが違うタイプの航空機と誤認したというものだと指摘。米政府は、発射されたのはロシア製の地対空ミサイルSA11だとみている。

匿名を条件に捜査の進捗(しんちょく)状況を説明した当局者の1人は、「事件から5日が経過し、誤射との見方が強まった」とコメント。

当局者によると、これらの見解は傍受した親ロ派の会話から導き出された。その会話では、輸送機を撃墜したことを自慢するような内容から始まり、その後、誤射の可能性を認めるような内容だったという。

同便に搭乗していた乗客乗員298人は全員死亡。墜落現場では、ウクライナからの分離を主張する親ロシア派とウクライナ政府側との戦闘が続いている。

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