中国の食品会社が消費期限切れの鶏肉や牛肉を使っていた問題で、日本マクドナルドは7月22日、国内で使用する「チキンマックナゲット」の約2割を該当の会社から輸入していたと発表した。マクドナルドは、21日に該当商品の販売を中止し、タイや中国の別の業者からの食肉調達に切り替えたという。
消費期限切れの食肉を販売していたのは、アメリカの食肉大手OSIグループの中国現地法人「上海福喜食品」。中国の経済紙「第一財経日報」によると、取引先は、マクドナルドのほか、ケンタッキーフライドチキン(KFC)、ピザハット、吉野家、スターバックス、セブン―イレブンなど多岐にわたるという。
第一財経日報ホームページより
ウォール・ストリート・ジャーナルによると、OSIは1991年に中国に本格進出。1992年からマクドナルドに、2008年からはケンタッキーフライドチキンとビザハットに食肉を販売している。
アメリカのマクドナルドの広報担当によると、マクドナルドでは中国と日本で上海福喜食品の食肉が使われており、日本では「マックナゲット」だけが該当するという。
スターバックスでは中国の一部店舗で販売した商品に、上海福喜食品の食肉が使われており、該当の商品の販売を中止した。
イケアは2013年9月以降、上海福喜食品の食肉は使っていないとしており、吉野家も現在は使っていないという。ドミノ・ピザとサブウェイは上海福喜食品と取引はあるものの、食肉ではないとしている。
また、ファミリーマートも2種類の商品の販売を中止すると発表した。
中国・上海の食品加工会社が使用期限を超えた鶏肉を加工していたなどと指摘されている問題で、大手コンビニチェーンの「ファミリーマート」は、この会社から材料を仕入れた「ガーリックナゲット」と、一部で試験販売中の「ポップコーンチキン」の2種類の商品の販売を22日から中止しました。
(NHKニュース「ファミリーマートもナゲットなど販売中止」より 2014/07/22 19:52)
【UPDATE】2014/07/22 20:30
初報でロイターの報道を引用し「ファミリーマートも現在は使っていないという」との表現がありましたが、その後、ファミリーマートが商品の販売中止を発表したため、当該部分を削除し、関連情報を追加しました。
ハフィントンポスト日本版はFacebook ページでも情報発信しています。
ハフィントンポスト日本版はTwitterでも情報発信しています。@HuffPostJapan をフォロー