競泳男子自由形の元スター選手で、オリンピックで金メダルを5つ獲得したオーストラリアのイアン・ソープ氏(31)が7月13日、「自分は同性愛者だ」と告白した。同国のテレビ局「ネットワーク・テン」のマイケル・パーキンソン氏のインタビューで語った。47NEWSなどが報じた。
ソープ氏は番組で「長い間、自分が普通ではないと思っていた。ごく身近な人たちに打ち明けられるようになったのは、最近2週間の話だ」と話した。
(47NEWS「男子競泳ソープ氏が同性愛を告白 五輪で金5個」より 2014/07/13 18:55)
ソープ氏は2012年に出版した自伝で「私は同性愛者ではなく、女性に魅力を感じる。いつか家族を持ちたい」と記していた。インタビューでは、自身が同性愛であることを隠してきた理由について「他人の基準で正しいとされる選手になろうとしていた。王者がゲイであることをオーストラリアが求めているかどうか分からなかった」と説明した。
また、カミングアウト後の心境について、「同性愛者であることを告白できてホッとしている」と話したという。
「家族や親友に自分が同性愛者であるということを言えてうれしく思う。特に両親にはね」と、胸中を語った。しかし、不安はあるようで「彼らがどう思うかが気になる。これまでと同様にサポートしてくれるといいね。私のこの告白を批判する人もいるだろうし、称賛してくれる人もいるだろう」。それでも「自分は自分だ。今はこうして同性愛者であるということを告白できてホッとしている」と解放感を口にした。
(スポニチ『ソープ氏「同性愛者」と告白「自分は自分 告白してホッとしている」』より 2014/07/13 19:39)
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