防衛省は9日、自衛隊機による緊急発進(スクランブル)が4─6月期は前年同期比3倍の340回だったと発表した。ロシア機に対する発進が同8倍の204回と、大幅に増えたことが全体の回数を引き上げた。
ロシア機への発進がとりわけ多かったのは4月。13日から19日にかけては7日間連続で自衛隊機が発進した。ウクライナ情勢をめぐって米ロが対立する中、18日まで日本の近くで米韓合同軍事演習が行われていた。5月、6月はロシア機への発進回数が減少したという。
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中国機に対する4─6月期の緊急発進は104回で、前年同期から35回増えた。
いずれも領空侵犯はなかった。[東京 9日 ロイター]