イスラエル政府は8日、パレスチナ自治区のガザ地区を支配するイスラム原理主義組織ハマスに対する軍事作戦を開始した。ガザからのロケット弾攻撃を止めることが目的。
イスラエル軍は、住宅を含む約50カ所の標的に空爆と海軍による攻撃を行ったと明らかにした。パレスチナの当局者らは、30カ所以上が未明に爆撃されたと表明。この中には、ガザ南部にあるハマスのメンバーの家が含まれていたとみられる。
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攻撃により9人が爆弾の破片で負傷した。ただ、攻撃が始まる前に建物などの住人は避難していたもようで、この他の負傷者は報告されていない。
イスラエルのネタニヤフ首相は7日の治安閣議で、ガザの武装勢力に対する空爆を強化する方針を決定。関係筋によると、地上戦の指示は見送った。
先月にイスラエル人の少年3人がパレスチナ自治区ヨルダン川西岸で殺害されたのに続き、報復とみられる形で先週はパレスチナ人の少年が殺害された。これを発端に双方の対立が激化している。[ガザ/エルサレム 8日 ロイター]
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