世界的指揮者の小澤征爾さん(78)が7月1日、パリのシャンゼリゼ劇場で「小澤征爾スイス国際アカデミー」の塾生を率いて公演を行い、気迫のこもった指揮で聴衆を魅了した。6月28日のスイス・ジュネーブに続く演奏会で、約3年ぶりの本格的な海外公演を無事終えた。
小澤さんは、ジュネーブのビクトリアホールで公演を行った。時事ドットコムなどが報じた。
曲目はバッハとバルトークの弦楽合奏曲。指揮棒を持たず全身を使った迫力のある指揮に、楽団員28人の息がぴったりと合い、美しい調べが約20分間ホールを満たした。
指揮を終えた小澤さんは楽団員一人ひとりと握手。観衆は総立ちになり、大きな歓声と惜しみない拍手を送り、小澤さんをたたえた。
(時事ドットコム「気迫の指揮、スイスの聴衆魅了=小澤征爾さん、3年ぶり海外公演」より 2014/06/29 14:15)
小澤さんは、食道がんや腰痛などのため2010年以降断続的に音楽活動を休止してきたが、2013年から本格的に活動を再開している。
「小澤征爾スイス国際アカデミー」は、世界各国から選抜された若手演奏家を指導する目的で発足、2014年で活動10周年目となる。
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