兵庫県議会の野々村竜太郎県議(47)が7月1日に開いた記者会見の映像が、ネット上で話題になっている。野々村県議の2013年度の「政務活動費」として、約300万円にのぼる日帰り出張の交通費が支出されていたが、義務づけられている領収書の添付がなかった。
不明瞭な支出を記者団から追及されると「行程は覚えてない」「誰に会ったかは話せない」と明言を避け、「世の中を変えたい、その一心で西宮市民の皆さんに選出されて、やっと議員になったんです!」などと机を叩きながら号泣した。これに関して、「みっともない」「辞めればいいのに」「今どきあんな人いるんや」と驚き呆れる声がネット上で続出している。
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日帰り出張は、東京や県内の城崎温泉など4カ所で、合計で195回に及んだ。朝日新聞デジタルによると内訳は以下の通り。
野々村氏が県議会事務局に出した報告書によると、日帰り出張は西宮市内から鉄道を使い、東京都内へ11回▽福岡県へ16回▽兵庫県豊岡市へ105回▽同県佐用町へ63回――におよび、切符代として計301万5160円が支出されていた。名目は「要請陳情等活動費」で、出張目的は書かれていなかった。11年度と12年度分の報告書でも領収証がない遠距離出張が約600万円分あった。
(朝日新聞デジタル「兵庫県議、日帰り出張が年195回 300万円支出」2014/07/02 00:40)
野々村議員は初当選した2011年から毎年、こうした支出を繰り返していることを認め、今後、返還を検討する方針だ。
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