長い伝統を持つ野生生物写真コンテスト「ワイルドライフ・フォトグラファー・オブ・ザ・イヤー」で、史上初めて、世界中の自然愛好家や写真マニアが投票できるチャンスが提供されている。
これは、BBCとロンドン自然史博物館が共同で主催する同コンテストが2014年で50回を迎えるのを記念して、誰もが投票できる新しい「People's Choice Award」部門が設立されたためだ。この新しい部門では、一般の人々が最も「自分の心をとらえた」写真に票を投じることができる。
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この野生生物写真コンテストでは、毎年のように、数々のすばらしい写真が受賞してきた(2013年の受賞作品を紹介する日本語版記事はこちら)。どれもが、優れた写真家の技術と、シャッターチャンスをとらえる完璧なタイミングに、ただ驚くしかない作品だ。
「People's Choice」部門にノミネートされた50枚の驚くべき写真は、4万1000枚以上の応募作の中から審査員らが選定したものだ。これらを見るかぎり、今年のコンテストもこれまでと同様、傑作ぞろいのようだ。
「People's Choice」部門ノミネート作品への投票は9月5日に締め切られる。「People’s Choice Award」の優勝者は、10月に開催される「Wildlife Photographer of the Year」賞授賞式の際に発表される予定だ。
以下、「People's Choice」部門にノミネートされたの作品の中から、いくつかの写真を紹介しよう。
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「iPhoneを眺める入浴中のサル」マルセル・ヴァン・オーステン(オランダ)
Marsel van Oosten
「Dantes inferno」(ダンテの地獄絵図)カレン・ラニー(オーストラリア)
Karen Lunney
「Apex predators」(頂点捕食者同士の闘い)ジャスティン・ブラック(米国)
Justin Black
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「Sea lion dreams」(アシカの夢)クリスチャン・ヴィズル(メキシコ)
Christian Vizl
「Kings into the dark」(暗闇に向かう王たち)スタンリー・ルルー(フランス)
Stanley Leroux
「Stretching」(からだを伸ばす)ステファン・テュエングラー(ドイツ)
Stephan Tuengler
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「Shoaling reef squid」(アオリイカの大群)トバイアス・ベルンハルト(ドイツ)
Tobias Bernhard
「Winter hares」(冬の野ウサギたち)デーヴィッド・ティプリング(英国)
David Tipling
「Bad hair day」(どうも髪型が決まらない日)ゴードン・イリグ(米国)
Gordon Illg
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「One eye on you」(ひとつの目はちゃんと見ている)ムハンマド・コルシェッド(クウェート)
Mohammad Khorshed
[Dominique Mosbergen(English) 日本語版:ガリレオ]
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