私たちは、多様な工程にある全てのチーズが大好きである。ハルーミ、パニール、モッツァレッラ、ブッラータ、チェダー、ブルー、ブリーなど数多くある。でも、果たして私たちの体は、私たちの味覚ほどにチーズを愛しているのだろうか?
チーズは、必ずしも体に悪いものではなく、さらには減量プランに適しているものである。Nutrition CheckUp.comの創立者であり、MS(科学修士)兼, RD(登録栄養士)でもあり, CSSD(スポーツ栄養学公認専門家)の資格を持つHeather Mangieri博士は、「チーズは体に必要な栄養素の運搬を促します。たんぱく質と同様です」とハフポストアメリカ版に述べた。
成人女性、男性共にそれぞれ1日46グラム、56グラムのたんぱく質が必要である。これは、別の米国疾病対策センターの資料によるものである。そして、チーズは良質なたんぱく質の源になり得る。113グラムのコテージチーズには13グラム、またスイスチーズには約7.5グラムのたんぱく質が含まれているという米国農務省の報告がある。
それでも、チーズを健康的な食生活に取り入れるためには、いくつかの注意事項がある。これがその4つの留意点である。
全脂肪を必ずしも避けなければいけないわけではない。
MyPlate guidelinesによると、成人は1日約3カップ程のチーズなどを含めた低脂肪乳製品を摂取するべきである。しかしながら、Mangieri博士は、全脂肪チーズを1オンス(28グラム)摂取することを、だいたいのガイドラインとして奨励している。究極的には、どのくらいの量のチーズを食べるか、そのチーズにどの位の脂肪分があるのかは、実に本人がどのような食生活をしているかにより異なる。というのは、例えば、特に菜食主義者の人などは、乳製品からこれ以上のたんぱく質を摂ろうとするだろう。
脂っぽいのは、必ずしも不健康なものではない。
あのピザから拭き取れる大量の脂は、どうなのだろうか? 溶けた状態のチーズの栄養価は低いのだろうか? 見た目は確かに贅沢だけれど、でも本当のところはどうだろう。「チーズが溶けた状態だというだけ」 とMangieri博士は述べた。「調理されたということで、栄養価が低下したわけではありません。モッツァレッラをひとかけら食べた時に(溶けていない状態のもの)、脂肪分を摂っていることに変わりはありません。ただ溶けているものに比べると目に見えにくいだけです。」
これが「一番よい」チーズだというものはない。
チーズの種類の良し悪しの全ては、個人的な好みによるものだとMangieri博士は述べた。もしアメリカンチーズが大好物ならそれを食べればよい。たとえ加工されたスライスチーズでも、ある程度のたんぱく質を供給する。ただ、好みのチーズに他に何が含まれているかに注意することが大切である。例えば、特定の職人の手作り式で、保存物などをひかえたチーズであっても、脂肪分や塩分が高い場合があるからである。
チーズには塩分が多分に含まれてる。
塩分といえば、チーズにはかなりの塩分が詰まっている。成人は、平均的に言って1日180から500ミリグラムほどの塩分摂取で充分だが、アメリカ疾病対策センターによると、塩分摂取量は2300ミリグラムを超えないようにしなければならない。アメリカ心臓協会によると、この量は小さじ1杯分の塩に相当するらしい。なんて事だ!
1枚のチェダーチーズには、174ミリグラムの塩分が含まれてる。アメリカンチーズには、351ミリグラム含まれている。どちらの種類も塩分摂取許容内だが、これは、たったの1枚についての数字であることを忘れないでほしい。他に、そのままで塩分が低いチーズもある。例えば、パルメザンは、76ミリグラムの塩分が大さじ1杯分の粉状になったものに含まれている。塩についての教訓とは何か? チーズの種類はさまざまである。ここは、よく口にするチーズにどの位の量の塩分が含まれているかに注意が必要である。
最終的に言いたいのは、チーズについては、賢く楽しもう! Mangieri博士は、「ほどほどにするという事が鍵です」と言った。「使い古された言い回しなのは分かっていますが、やはりその通りなのです。」これには全く賛同する。
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