オーストラリア当局は26日、3月にインド洋で消息を絶ったとみられるマレーシア航空機について、捜索範囲をさらに南方に移すと発表した。
トラス豪副首相は記者会見で、インド洋での新たな捜索について、以前と同じく、同機から最後の衛星情報が得られた場所にあるが、衛星データとレーダー情報を見直した結果、さらに南方に移すことを決めたと述べた。
トラス副首相はまた、同機は燃料が切れた時には自動操縦状態だった可能性が非常に高いと語った。
捜索活動は8月に再開する予定で、1年かかる見通し。捜索範囲は約6万平方キロメートルにわたり、費用は6000万豪ドル(約57億5000万円)以上と、航空史上最高となる。
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乗客乗員239人が乗ったMH370便は、3月8日にクアラルンプールから北京に向けて出発後、消息不明となった。[シドニー 26日 ロイター]
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