マリ・マッキンストリーは、結婚式の1か月前に、7回に及んだ脳腫瘍の手術のうち、4回目の手術を受けた。手術により、2週間は歩けなくなったため、結婚式の2週間前に、マリはもう一度歩き方を覚えるため、リハビリに励んだ。
4月5日、バージン諸島のセント・ジョン島。夫、ネイサン・ラズールとの結婚式で、マリは肌の色つやもよく、元気いっぱいだった。この日の幸せな2人を見ていたら、2人が歩んできた道のりがどれほど険しかったかなんて想像もできないだろう。
マリのいとこで、ウェディングカメラマンのジョイ・マリー・スモールウッドはハフポストUS版に対して、「式でいちばん感動的だった瞬間は、花嫁がウェディングロードを歩いてきたときでした」と語った。
「結婚式までに歩けるようになるのかなんて誰にも分からなかったし、式までに体調が回復するのかさえ誰にもわかりませんでした」と彼女は言う。「だから、彼女がウェディングロードを歩いていたときは、みんな涙を流していました」
マリとネイサンの交際は、数年前、マリがネイサンの個人トレーナーだったときに始まった。2011年の秋、初めてのデート。マリの故郷であるシアトルでNFLのシーホークス戦を観戦した。2012年4月、マリは脳腫瘍と診断。その年のクリスマスまでに、2人は婚約した。
ネイサンは付き合い始めた当初からマリへの愛にあふれ、献身的だった。まさに無償の愛だったと、ジョイ・マリーは言う。
「自分はマリの看病をするためにこの世に生まれてきたんじゃないか、とネイサンは言っていました」と彼女は言う。「こうやってテキストを打っている間も、私は涙が止まりません。まさに、ネイサンは献身的な看病をしてきました。ネイサンはICUでマリに寄り添って眠ります。私は家族と、マリを愛するすべての人たちを代表して言います。私は心の底からネイサンに感謝しており、ネイサンは天使だと信じています。ネイサンがマリに与えてきた無私の愛と思いやりは、私がいままで見てきた中で一番すばらしいものです」
これが、2人の美しくも感動的な式の写真だ。
最近のマリの健康状態はどうか。6月半ばから化学療法を始めたと、ジョー・マリーはハフポストUS版に語ってくれた。家族のある友人が、Go Fund Meのページを立ち上げ、治療とフルタイムの看護にかかる高額な医療費用の助けにしようとしている。
以下のスライドショーで結婚式の写真を見ていただきたい。
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