ウクライナ東部にある主要2地域の親ロシア分離派指導者らは、27日を期限とするウクライナ政府軍の一時停戦に同意したと発表した。
指導者の一人であるAlexander Boroday氏は、欧州安全保障協力機構(OSCE)の代表を含む関係者が集まって協議を行った結果、「ルガンスクおよびドネツクにおいて27日まで停戦を維持することで合意した」と述べた。
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ウクライナ国家安全保障会議(NSDC)のVolodymyr Chepovy氏は、午前9時─午後5時まで武器を使用した衝突は報告されておらず、「行政機関の建物や軍事拠点を占拠するような行為も見受けられていない」と述べた。
協議に参加したウクライナのクチマ元大統領は、6月27日午前10時までの停戦に双方が合意し、主要な問題の1つが解決された、と述べた。
協議にはロシアの上級外交官も参加。その協議の場で親ロシア分離派が停戦を宣言したことは、ウクライナ東部の情勢安定化の支援にロシアがようやく本腰を入れ始めた兆しとして欧米諸国が歓迎するとみられる。
NSDCのパルビー書記によると、23日の協議の参加者は人質解放に協力すべきとの見解で一致した。[ドネツク(ウクライナ) 23日 ロイター]
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