北朝鮮との軍事境界線付近の陸軍部隊で12人が死傷した銃乱射事件で、韓国軍は山中に逃走していた兵士の身柄を6月23日午後に確保した。兵士の両親らが約10メートルの距離まで近づき、投降するよう説得している最中に、自ら脇腹の辺りを撃って自殺を試みたところを取り押さえられた。命に別状はないという。時事ドットコムなどが報じた。
逃走していた兵士(21)は23日午後、自ら脇腹の辺りを撃ち、自殺を図った。包囲していた軍が身柄を確保。兵士は病院に運ばれたが、今のところ命に別条はないもよう。国防省が明らかにした。
(時事ドットコム「乱射の兵士、自殺図り病院搬送=両親説得中に-韓国」2014/06/23 15:53)
朝日新聞デジタルでは、乱射事件の顛末を次のように報じている。
事件は韓国北東部・江原道高城(カンウォンドコソン)郡の軍事施設付近で発生。兵長が同僚らに手投げ弾を1発投げ、小銃を乱射し、5人が死亡、7人が負傷した。兵長が逃走したため、軍当局は各地で検問を行うなど大規模な追跡活動を展開。22日午後に兵長が見つかったものの、韓国軍との間で銃撃戦が起き、新たに兵士1人が負傷。軍が兵長を包囲し、父親が携帯に電話するなどして投降を呼びかけていた。
(朝日新聞デジタル「銃乱射した韓国兵の身柄確保 包囲時、自殺を試みる」2014/06/23 15:59)
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