中国、犬肉食べる祭りで地元住民と愛犬家が衝突 負傷者も

中国南部の広西チワン族自治区玉林市で21日、犬肉を食べるイベント「犬肉祭」があった。中国メディアによると、犬肉を提供する食堂で同日夜、地元客と愛犬家が衝突し、負傷者が出る騒ぎになった。
20日、中国広西チワン族自治区玉林市で、食用の犬を販売する男性。撮影日:2014年06月20日
20日、中国広西チワン族自治区玉林市で、食用の犬を販売する男性。撮影日:2014年06月20日
AFP時事

犬肉食べる祭りで衝突、負傷者 中国、地元住民と愛犬家

中国南部の広西チワン族自治区玉林市で21日、犬肉を食べるイベント「犬肉祭」があった。中国メディアによると、犬肉を提供する食堂で同日夜、地元客と愛犬家が衝突し、負傷者が出る騒ぎになった。

市政府近くには21日、各地から動物愛護団体のメンバーらが集まり、抗議の声を上げた。天津からやってきた女性は犬を救おうと市場などを回り、同日までの4日間で約7万元(約115万円)を使って200匹以上購入したという。

玉林市では毎年、夏至の日に犬肉を食べる祭りが開かれている。ただ、玉林市政府は祭りに関与していないとの立場で、街頭で犬を殺すことを禁じている。報道によると、公務員には外出して犬肉を食べないよう呼びかけがあり、今年は目立たないよう自宅で犬肉を食べる人が増えた。看板の「犬」の字を隠して営業する店も出たという。(上海=金順姫)

(朝日新聞社提供)

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